Category Archives: 心療内科

心療内科を受診するかどうか迷っている人へ。

近年はストレスの多さから、心の病気も珍しいものではなくなってきました。しかしそれでもいざ自分が治療を受けようと考えたときは、どんな治療をされるのか不安になったりしないでしょうか。心の病気を治すには長い期間が必要だったり、多くの薬が必要だとイメージしていたりしないでしょうか?

 

『心の病気』と聞くと、なにか特別な治療のように思う人もいるかもしれませんよね。しかしほとんどの場合、精神科や心療内科は基本的には体を診る内科や外科と大きく違うところはありません。むしろそうした診療科よりも性質上プライバシーが守られるように配慮されていることがほとんどです。

 

診察室が個室であったり、待合室が遮断されていたりと、医師と患者のやりとりが第三者に聞こえないようになっています。また照明や音楽などで心地よい雰囲気づくりをしているところもあり、患者さんにできるだけ負担をかけずに治療をうけてもらえる工夫がなされているのです。

 

病院に行くときは適度に緊張を感じる人もいると思いますが、心療科は患者が安心して話しができるような環境を用意してくれています。どうか安心して受診してみてください。

https://www.michiwaclinic.jp/

カウンセリングで話したことはどこまで守られるのか?

カウンセラーは自分の話したことを秘密にしてくれるのか?これはカウンセリングを受ける人であれば当然気になる問題ですよね。

カウンセリングを受けるということは、契約に基づいた相談関係だと言えます。このように言うと少々かたっくるしく聞こえてしまうかもしれませんが、これによりカウンセラーは守秘義務の遵守が求められることになり、相談者であるクライアントの利益を守ることにつながるのです。

守秘義務というのは、一定の職業や職務に従事する者に対して、法律の規定に基づいて特別に課せられた「職務上知った秘密を守るべき義務」のことです。
カンセリングにおいて最優先に求められるのは相談者の利益であり、相談者の人権は絶対に守られなければなりません。またカウンセラーには所属する学会や協会が定めた倫理基準を守ることも義務付けられており、これに抵触すると処罰を受けることにもなっています。

カウンセリングではカウンセラーとの信頼関係が非常に大切です。その信頼関係を壊すようなことをカウンセラーがするはずはありませんが、相談者の人権もじゅうぶん守られていますから、安心してカウンセリングを受けていただきたいと思います。

 

真面目な性格が引き起こしやすい強迫性障害は心療内科へ

病気を扱ったテレビやドラマなどで、
手を洗ったあとなのに
また洗いたくなってしまう登場人物を
一度は目にしたことがないでしょうか。

何度も手洗いや掃除を極端に行ってしまったり、
間違いがないか何度も確認したり、
順序正しいことや左右対称であることに
異常に固執したりなどの症状は、
心療内科の分野では強迫性障害と呼ばれています。

何度もしても不合理、無駄だと分かっていても
自分や他人の唾や尿、便、またはホコリやばい菌を
過剰に心配してしまったりする強迫観念や、
または自分がしたことや完全だったかどうか
何度も確認しても疑惑が湧いてきて不安になる
疑惑癖などありますが、
自分で確認するだけでは安心ができず、
周りを巻き込んでしまう場合もあります。

心療内科に強迫性障害で受診するほとんどの人が
うつ病も合併していることがほとんどで、
もともと神経質だったり
完璧主義な性格の人にみられるようです。

心療内科では基本的に薬物治療と精神療法の
両方が行われることがほとんどですが、

「こういう性格だから」
「いつかおさまるだろう」

楽観視していると症状が悪化する場合があるため、
早めの受診が必要になってきます。