病院選びを考える時、今現在はもちろんですが、今後ますます重要な課題になってくるのが人口の高齢化という問題ではないでしょうか。
総務省によると2019年における国内の65歳以上の人口は3588万人となっており、これは総人口の28.4％にあたります。実に4人に1人が65歳以上の高齢者ということになるのです。
このような高齢化が進んだ場合、医療上どういった問題が出てくるのか？
診療科にもよりますが、病院内を見渡して見ると実際高齢者というのは多いです。時間があるということもありますが、これは人が老いていく生き物である以上仕方のないことであり、体のあちこちに不調が出てくるものです。そしてその場合、主要な疾患のほかにも複数の病気を抱えていたり、さまざまな種類の薬を多数服用していたりするものです。
そうした患者に適切に対応するためには、広い視野と総合的な診察が必要になってきます。そのため街のクリニックなどでは大学病院や総合病院と連携をとることで、スムーズに診察が進むようにしているところもあります。病院選びの際には、そのような考慮も大切なのではないでしょうか。