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不妊の原因、その半数は男性に

不妊治療というと、今でも女性の問題のようにとらえている方が多いことに驚きます。

 

WHO(世界保健機関)のデータによると、不妊の原因の48%は男性側にあることが分かっています。不妊のおよそ半分は男性の問題でもあるのです。

 

しかし現実として不妊治療に負担がかかるのは母体となる女性側になることは否めません。それは身体的のみならず精神的な負担も伴います。なかでもパートナーである夫が非協力的だったり、治療を拒むようだと、その負担はより大きなものになってしまいます。不妊治療の厄介なところは自分一人では治療が進まないところにあり、パートナーの協力なしでは治療が成り立たないのです。

 

こと男性は不妊治療と聞くと及び腰になる方が多く、「治療は必要ない、病院に行きたくない」ということを言い出す方も少なくありません。精液検査などで自分に問題があることが分かったとたん、大きく落ち込んでしまうのも男性の特徴です。

 

しかし男性不妊の多くは原因不明なことが多く、決して本人が悪いわけではないのです。検査で男性側に問題が見つかったとしても、それを責めるようなまねは決してしてはいけません。不妊治療は夫婦ふたりの共同作業。お互いにねぎらいあい協力して、前を向いていってほしいと思うのです。

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高齢になると不妊の可能性もアップ

一昔前は女性が20代前半で結婚することは
当たり前とされていましたが、
最近では女性の社会進出が著しく
晩婚化する傾向にあります。

仕事でバリバリ働いていても、
いざ結婚してみると子供をほしいという願いは
自然に出てくるものですが、
子供を望んでいても中々妊娠できない
不妊症に悩む女性は多いようです。

高齢出産と呼ばれるのは
35歳以上の女性を指すようですが、
高齢になればなるほど残念なことに
不妊症になる確率も高くなるようです。

その理由は加齢に従って
女性の子宮の環境も老化していき、
子宮筋腫・子宮内膜症などの
婦人科疾患になる可能性は高くなります。

子宮筋腫は大きくなると、
受精しても着床できなかったり、
受精卵の成長を邪魔することもあります。

また卵巣内の卵母細胞数が
37歳から42歳にかけて急激なスピードで減少し、
卵子の数は10分の1になると言われています。
卵子の数が少ないうえに老化までしているため、
不妊症になってしまうのです。

高齢になると自然妊娠だけでなく体外受精や、
顕微授精などの成功率も低下します。

ですから、子供を持つことを望んでいるのであれば、
早期に不妊治療を始めることが重要です。